こんにちは!
『無花果フリースクールもえぎ』スタッフのりんと申します!
今月もいちじくの日常を読んでいただきありがとうございます。
2023年もはや3か月目に突入しました!
「1月往ぬる 2月逃げる 3月去る」とはまさにこのことで、早くも春を感じる季節となってきましたね!
春は出会いや別れの季節なんて言われたりもしますが、今月卒業式を迎えられた方、ご卒業おめでとうございます。
4月から新生活を始めるよ!という方も、片付けや準備でお忙しいかと思いますが、少しだけひと息をついて。
せっかくですので(?)このいちじくの日常を読んでいただけたら嬉しい限りです...!
さて!
今月は生徒さんがもえぎで過ごした2月の日常について、綴らせていただこうかなと思っております。
題して、
「大きくなっても変わらないでいたいもの あなたの、わたしの、みんなのもえぎ」
それでは本編をどうぞお楽しみください!
まずはもえぎのボードゲームシリーズからご紹介しましょう!
こちらは生徒さんが「ペチャリブレ」というゲームで遊んでいるときのものになります。
「お話上手は誰かな?」とタイトルをつけさせていただいたように、話術がカギとなるボードゲームになっております!
出されたお題である緊急事態に対して、手持ちのアイテムカードを使用して、どのようにその危機を切り抜けられるか、そのアイデア力も試されるんです。
なかなか思いつかないような危機の回避方法がたくさん生徒さんから出てきて。
「なるほど...!」なんて感心しながら、スタッフもちゃっかりゲームに交じって楽しみました!
お次は「ポーカー」をしている生徒さんの様子になります!
ポーカーフェイスなんて言葉がありますが、まさに駆け引きが重要となる心理戦ですよね。
大人でも簡単ではないこのゲームに、この日は生徒さんが挑戦をしていました!
思わず自分の感情が表情に出てしまったり、予想もしていなかった賭けに勝てたりして、生徒さんらしいポーカーの楽しみをつくってくれていたんじゃないかなと思っております!
さて、こちらはオンラインゲームをしている生徒さんの様子になります!
もえぎにはゲーム用PCが置いてあるのですが、これが生徒さんにとても人気なんです!
もちろん1人でゲームを楽しむこともできますが、もえぎでは生徒さん同士のコミュニケーションツールとしても活躍してくれている気がしています。
写真に写っているのは、もえぎと無花果高等学園の生徒さんなのですが、お互いのゲームプレイ姿を隣で見守りながら、アドバイスをしたり、どうやったらクリアできるか一緒に考えてみたり。
生徒さん自身の好きなものを通じての対話が生まれているように思っています。
こうやって何かを共有出来たりする機会や時間をもえぎでは大事にしていきたいなと、そう思わせてくれる日常の1コマなんです...!
もちろん、ゲームだけでなくスタッフや生徒さん同士でお話をする姿もよくみられます!
写真は、とある日に「男子会」なるものが開催されていたときの様子になります!
お話のトピックはゲームであったり、フットサルであったり、アニメや漫画であったり...。
「会を開こう!」と誰かが言うわけではなく、気づけばお話の輪がつくられて、そこに生徒さんやスタッフが集まっていって...という感じなんです。
自然に輪の中に入りやすいような雰囲気がそこにはあって。
そんな姿を見ると、やっぱりもえぎでつくられるこの空間っていいなと、あたたかい気持ちになります。
こちらは生徒さんが算数ドリルに取り組んでいる様子になります!
もえぎには時間割がなく、その日に取り組まなくてはならない課題や課外活動がありません。
お勉強のための時間枠も、特別つくられているわけではありません。
生徒さんが「ちょっとドリル解いてみようかな」と、気持ちが前向きになってくれた時に、集中できる空間をつくったり、スタッフと取り組んでみたりすることがあります。
この日は、生徒さん同士が声を掛け合って、こたつ机に向かって黙々と算数問題を解いているようでした!
「わからないこと」にも仲間や友達と一緒になって取り組んでくれてる姿を、この日は見守ることができたのではないかなと思っています。
そのほか、先月は生徒さんが考案してくれたたこ焼きパーティーを開催しました!
たこだけでなく、ウインナーを入れてみたりして、生徒さんオリジナルのたこ焼きづくりを楽しんでくれているようでした!
もえぎではお料理をしたり、お菓子づくりをしたりすることが多々あります。
生徒さん同士で相談をし、何をつくるか話し合うところから始まります!
そのあとお買い物に行ったり、準備や片づけも含めて、みんなで取り組んでくれます。
こういった時間も、もえぎにとっては生徒さんとコミュニケーションを取ることができる時間だと思っていて。
「~したい!」という生徒さんの声に耳を傾け、大事にしていきたいとそう思っています!
みなさま、今月も最後までいちじくの日常を読んでくださりありがとうございました!
2023年第1通信目となる記事にて、最近ありがたいことにもえぎに通ってくれる生徒さんが増えてきているんです、というお話をさせていただきました。
このいちじく通信を書くことによって、私自身がその月を振り返ることのできる機会を持てているなと感じているのですが、もえぎの生徒さんが増えて賑やかになっても、もえぎが大事にしていきたい空間はそのままに残ってくれているのかなと、今月は思い返すことができました。
落ち着いた雰囲気のなか、静かに自分なりの時間を過ごすこと。
お絵描きをしたり、本を読んだり、お勉強をしたり、自分なりの時間を大事にできること。
ときには、大きな輪にはいってみんなとにぎやかなあたたかい時間を過ごすこと。
お話を楽しんだり、ゲームを一緒にしてみたり、公園でめいっぱい体を動かしたりすること。
どれも、もえぎの日常のなかによく見られる生徒さんの姿ではあります。
ただ、どれだけもえぎという存在が大きくなっていっても、生徒さんの数だけ、もえぎの在り方があるという原点だけは、変わらないでいたいと思っています。
そんな意味を込めて、今月の通信タイトルを「発展と不変をつなぐ原点」にした次第です。
今月はどんな日常を生徒さんと過ごすことができるのか、それを通信の形でまたみなさんにお届けできる日を楽しみに、今日からまた過ごしていきます!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
それではまた来月のいちじくの日常でお会いしましょう!